あまりブログ等では書いていないけれど実は自分は文具が好きで、比較的お手頃なお値段の新製品をちょくちょく買っていたりする。最近のお気に入り筆記具は、Rollbahn Lサイズ、AcroDrive 0.5mm、Orenz 0.3mmのメタルグリップタイプ。Frixion Ball Knock BizもOrenzと同時期に買ってみたのだけれど、まだ使い込んでおらず気に入るかどうかは未知数だ。逆に言うとOrenzは早々に気に入っていて、すでにメイン筆記具になっている。0.3mm芯は片減りしても筆跡があまり太くならず安定するのが良いね。その観点で考えればクルトガも試すべきだとは思うけれど、まあOrenzで満足しているので取り急ぎはいいかな。
自分の場合、ノートにはソフトウェア設計の概念図やUIスケッチなどを試行錯誤しながら、つまり修正しながら書いていくことが多い。なので必然的にシャーペンを主に使ってきた。Orenzを買うまでのメイン筆記具は、大学の購買で見つけて以来ずっと使い続けてきたSTEADTLERのtriplus micro。選択の理由は、大きくて使いやすい消しゴムと、「クリップの位置」。大半のシャーペンではクリップが軸に付いていて、ノック部分が軸から突き出した形となっている。そんな形のペンをRollbahnのリングに挿すと、ノック部分がノートの上端よりも突き出してしまうので鞄の中で引っかかったり「誤ノック」してしまったりと、ろくでもないことになる。しかしこのtriplus microではノック部分の上端にクリップが付いているので、そうした問題がまったく起きない。余談だけれど、triplus micro以外でこのような形状をしているシャーペンは、WartermanのMetropolitanシリーズ、ParkerのSonnetスリムタイプ、トンボのZOOM L105くらいしか自分は知らない。珍しいと思う。
さて、Orenzはクリップが普通の位置にあるのでRollbahnのリングに挿すとノック部分がが飛び出てしまう。そこで、少し乱暴かもしれないけれどRollbahnの一番上のリングをニッパーで切り捨ててみた。こうするとリング一つ分だけ深くペンを挿し込めるようになり、Orenzを挿した場合にもノック部分が飛び出さない。これでRollbahnとOrenzを一緒に持ち歩けるようになり、今のところ満足している。
ただ、上の方までリングがあったことには理由があるわけで。使い込むうちに、ページめくり時に引っかかるようになるとか、角が折れてフニャフニャになってしまったりとか、引き替え条件的に何か悪いことがあるかもしれないなぁ、とも思っている。まあ、そんなことがあったとしても、それはそれで面白い。RollbahnはMoleskinのような超(?)高級文具ではないのだし、致命的な問題が起これば買い換えよう。致命的でない問題なら、むしろ生活の中で突然得られる小さな学びとして歓迎したい。