そうそう、昨日は神輿を見ただけではなく、虹を見たのだった。
横浜から帰る電車の車窓から何気なく外を眺めていたところ、分厚い雲の中に虹が見えた。そのときは虹のカケラしか見えなかったので「ああ虹だ」くらいしか思わなかったのだけれど、バスに乗りかえた頃にはほぼアーチ全体が見えていた。虹の全体を見るなんて、どれくらいぶりだろう。さてバスは近所の住宅街にまで進んでおり、あまり見晴らしの良い場所は通らない。少し考えて、側に駐車場があるバス停を思い出した。まあダメで元々。ということで、そこで降りて駐車場から撮ることにした。
ふむ。幸いにして全体が見え、持ち合わせたカメラで何とか一枚に収めることができた。これ一枚ではもったいないので、電線さんも、ご一緒に。
虹。どうも「キレイな虹の写真」を小さな頃から見続けているせいで、虹は雨上がりの晴れの空に出るものという先入観を持っている。それが格好の条件ではあるのだけれど、虹は空気中の水分と太陽光で作られるのだから「たまに日の差す、今にも雨が降りそうな高湿度な曇りの日」なんて条件でも案外出やすいのかもしれない。そうだとすれば、曇りの日も悪くない…かもね。
そのバス停から自宅までは少し距離がある。何の気なしに歩いていると、なかなか西の空がダイナミックな感じ。少し遠回りしてから帰ることにした。