映像メディアとしての写真は、それ単独では「弱い」けれど、そこに意図のこもった言葉が添うことで「強い」ものになるようと思う。だから、みなさん写真の題をがんばって付けるのだと思う。
そう考えると、写真の題を考えることは、写真家になりたければ重要な訓練になるのだと思う。いつも写真に題を付けていれば撮影時に意図を自覚して、意図をより込めた一枚を撮りやすくなるのだろうと思うし。
理性ではなく本能で撮った写真に題名を「後付け」する場合であっても早く題を付けられるだろうし、より良い題名を付けられる確率も上がると思う。
ただ。考えても何も浮かばないなら、さっさと「無題」で終わらせた方が良いと思う。どうせ何も無い写真なのだし。
今日投稿した写真は、ある写真の題名に悩んでいたために長いこと放置していたもの。くだらない趣味であっても仕事であっても、考えすぎて何も完成させられなくなるのは最悪だね。何も成果が生まれないのだから。