花のお寺、常泉寺。彼岸花(曼珠沙華)の季節ということで、日帰りで行ける近場に名所が無いかとネット検索したところ、このお寺がヒットした。「名所に行ってみよう!」と検索した結果がこうも近いと、損をしたような、悔しいような、何とも妙な気分になるけれど、それは行き方を調べたり決めたりする愉しみが無くなったことで感じるのかな。ともあれ、彼岸花を撮りに行ってみることにした。9月20日の話。
常泉寺の最寄り駅は小田急線の高座渋谷駅。自分の最寄り駅がJR戸塚駅ということもあって小田急線をあまり使わない。なので地理的には近いにも関わらず、この駅自体を今回初めて知った。JR以外の鉄道を使うと、近場であっても新鮮味を感じて良いものだなと思う。
常泉寺は駅から近く、特に迷うことも無く到着できた。着いてみると思っていたよりも多くの人が訪れており、少し驚いた。
花のお寺。この別名は正しくて、彼岸花がそこら中に咲き誇っている。が、個人的には花よりも河童などの石仏(?)が多く置かれていることが印象的だった。しかも、あまり宗教的でない(ように見える)ものも多い。「せんとくん」までいるし…あいや、せんとくんは仏教関係者(?)だったな。
別に花を撮っていなかったわけではないのだけれど、どうもこの日は石仏にエネルギーを使いすぎたようで。あまり良い花の写真が残らなかった。気に入ったのは、次の一枚だけ。
美しい赤色の彼岸花。それをあえてモノクロに。合焦面のソフトさ、ボケの幻想的な雰囲気に、圧倒的な量。こういう写真が撮れたとき、NOKTON 25mmを買って良かったなあと思う。
機材メモ
- Olympus OM-D E-M1
- Voigtlander Nokton 25mm F0.95