7月に業務上のトラブルが起こって以来、3ヶ月間続いた多忙な日々も、どうやら終わりのようだ。まあ、休日出勤は一回しかしていないので同業者からすれば「まだまだ」と笑われるかもしれないけれど、自分的には十二分に疲れた。もうやりたくないです 🙂
平日に疲れてしまうと、どうにも週末に外出する気が起こらない(というか寝ていたい)ので、しばらく写真を撮っていなかった。なので業務が追いついてきた感覚が出てきた頃から、少しずつ外に出て写真を撮るようにしていった…まあリハビリのような感覚で。
しばらく撮っていなかったので、何か「劣化」しているだろうなと思っていた。テクニック的なところかなと思っていたけれど、一番劣化していたのは「感性」、もう少し具体的に言うと「光に対する感受性」だったと思う。とにかく毎日12時間以上は退屈な光が作る職場風景しか見ていなかったし、深夜の帰宅中にスマートフォンで写真家の先生方のブログ等を見たところで、手のひらサイズの小さな画面じゃあ感動も小さい。で、どうなったかというと昼休みや夕休みに「良い写真が撮れそうだ」と感じる光景を目にしても、撮りたい思わなくなっていった。もしかすると「良い光だな」とすら感じず気付けなくなっていたかもしれない。良質なインプットが無くなれば、やはり感性は枯れていくんだな、と思う。
自分の写真趣味は、撮ってみんなで共有してワイワイという趣味ではなく、内向的で自己満足的な箱庭創造的趣味だと思っている。つまり「やった面白い(キレイな)写真が撮れたぞ」とか、「いやいやもっと面白い(キレイな)写真にできたハズだ」とか、自分の中で出力・評価・入力が(ある程度)完結する世界。言い換えれば、写真表現という世界でヘタクソなりの成功や成長を楽しむ、という趣味だと思う。なのでスキルや感性が落ちることは、あまりうれしくない。できるだけ写真を撮る時間を確保し続けて行きたいなぁと改めて思う。
機材メモ
- Panasonic DMC-LX100