5月の22日、ふらりと京都まで2泊3日で遊びに行ってきた。今日はそのときに後記。
しかし、一ヶ月近くも経ったのか…。撮った写真の現像に時間をかけすぎてしまったのがブログ掲載が遅れた原因なのだけれど、その間に撮った写真を「まだ京都の写真を処理していないから」みたいな感じで処理が遅くなりがちになってしまった。やっぱり現像などは「ほどほど」にしないと、いけないなあ。
新幹線で京都駅に着いた後、中央口に向かいながら昼食をどこで取るか考え始める。京都らしい食事にするか、まあ別に貴重な機会というわけでもないのだからテキトーに済ますとするか…などと考えながら歩いているうちに中央口に出てしまった。そこで上を見上げると、京都駅はなかなか面白い建物だと気付く。以前は何も感じなかったのにな、明らかに写真趣味の影響だ。何カ所かで撮った後、大階段を上がった位置からアーチ状の屋根と渡り廊下を撮る。
昼食は結局、京都らしい食事にしようと思い、京ラーメンとやらを食べることに。が、選ぶ店を間違えたかな…駅地下の店で食べたのだけれど、おいしくなかった、残念。その後もう少しブラブラした後、烏丸御池経由で東山駅に。ちなみに御池は「みいけ」と読むのだと思い込んでいた。おかげで地下鉄のアナウンスに気付くのが一瞬遅れ、焦ってしまった。。
東山駅を出たら、テキトーに見えるものを撮りつつホテルまで歩く。Google Mapのお気に入りにホテルの座標を入れておいたので、たまに確認しながら気ままにぶらぶら。
ホテルに到着したので印刷してきた予約完了画面を最終確認…と、あれ、ホテルの名前が違うような…?おや、どうやら目の前のホテルは「予約を取ろうとしたけれども取り損ねたホテル」のようだ。……バカか……orz。Google Mapのお気に入りから座標を消してかなかった自分を恨みつつ、おとなしく正しいホテルへと向かう。
正しいホテルに到着して荷ほどきした後、少し疲れを感じていたので小一時間ほど仮眠を取り、大文字山へと出発した。大文字山は有名な「大文字焼き」を行う山で、「大の字」のあたりは街から見えるよう切り開かれている。ということは逆に、そこから京都の街は遮蔽物無しに見下ろせるはずだ。事前に調べたところでは夜景スポットとして有名なようで、穴場というほどではない。とはいえ一応、山を登らなければ行けない場所ではあるので人気(ひとけ)は少ないだろうと期待していた。
銀閣寺道から銀閣寺の入り口まで歩き、そこで左折。そのまま少し歩き、右折して山の方へと足を向ける。人が少ない上にいつ行き止まりになるか分からない雰囲気の道で、進むにつれ細くなり街灯も減っていく。すると自動販売機の近くに大文字保存会さんによるバイク等の乗り入れ禁止の立て札が。
やはりこの道で当たりのようだ。その自動販売機でお茶を買い、登り始める。どうやら整備状態はかなり良い印象で、しかも一本道だ。火床まで迷うことはないだろう。ただし街灯はそうそうに無くなってしまうので、夜景を見る・撮るならライトを持っていかないと帰りは危ないだろうな…。
登ること30分強で、火床に到着。もう日没が近く、あたりは暗くなっていた。
見晴らしは、すばらしい。「大の字」は実際に立ってみると想像以上に大きく、左下の「払い」から一番上まで登るにもそこそこの高低差・距離がある。一番上に上って三脚を据え、撮影を開始。
苦労して登った「かい」がある。この日は遠景が少しかすんでいたのだけれど、それでもこの景色。冬なら、どんなに素晴らしい景色になるだろうか。
ところでNoktonというレンズが作る光条は格別に綺麗だ。バカみたいだけれど、上の風景写真はすべて換算50mmで撮影している。やっと、このレンズの「夜の顔」を部分的だけれども見ることができたかなと思う。