6月13日、紫陽花を撮りに横浜三溪園に行ってきた。
三溪園。写真趣味を始めて、どこかに出向いて写真を撮るという意味では2回目に訪れた場所。2013年12月1日だ。そのときに撮った写真には素人感があふれており、まあ自分も少しは上手くなったのだなと感じられる。
JRで行く場合、三溪園の最寄り駅は根岸駅だ。そこで改札を得る前、自分が降りてきたのと反対側のエスカレーターに良い光が降りていた。三溪園に付く前だけれど、もちろん撮るしかない。良い位置に立ち、なるべく人の顔が写らないタイミングを狙って撮影する。
6月7日に東京カメラ部さんのイベントで相原先生の講演を聴いてから「換算50mmモノクロ縛り」で写真を撮っている。そのため色よりも光を探す(正確には明るさのコントラスト)感覚が少し身についているようで、この場面は一瞬で良い写真が撮れると感じた。光の角度的に時間的余裕もあるし、そこそこの人数が使う駅なので、待てば良い瞬間が来る。そして8枚目で、これが撮れた。まあ自分的には上々かな。
テクニカルな面では、はじめて「Lightroomでは不可能なレタッチ」をPhotoshopで行った写真でもある。元々の写真では、靴の汚れを確認するためにか女性が上げた右足が背景とのコントラストが低く見えにくかった。なので右足だけを覆い焼き(Dodge)ツールで少し明るくした。また女性の奥にいる人のシャツが白く目線を奪いがちなので、こちらは焼き込み(Burn)ツールで暗くした。靴を明るくするぐらいならLightroomの円形フィルター(Radial Filter)でもやれるけれど、シャツを暗くするのは形状からいって非常に難しい。地味な修正だけれど、なるほどPhotoshopは使えるなと思う。ちなみにPhotoshopの使い方についてはMing Thein先生のビデオでお勉強中。全部英語ということもあって、まだ見終わっていないんだよな…がんばらなくては。
さて、三溪園に戻ろう。入ってすぐのところから、(たぶん)定番の構図で撮影。
前回は、この構図で撮影できていない。その頃はこの構図が「見えていな」かった。まあ、ある意味この写真が一番上手くなったと感じられる写真ではある。とはいえ、改めて見るとピント位置が花のあたり=手前過ぎであり、さらにf/5.6までしか絞っていないため遠景がボケてしまった。これを撮る前に同一構図で花にピントを置いてf/0.95にて撮っており、そのままこの写真を撮ったのでピント位置が花になっていたのだけれど、条件を変えるなら変えるでちゃんと調整しないとダメだよなあ…反省。
で、あとは三溪園内を散歩しながら紫陽花その他、見つけた花を撮っていった。
大人の紫陽花、ピント合ってないじゃん…残念。Noktonの開放での撮影はソフトフォーカス的な効果が出る上に強めの周辺光量落ちが発生する。この描写に対してよく使われる形容詞はsoft, dreamy, 幻想的、など。この描写のクセと、17cmという短い最短撮影距離も手伝って、花のクローズアップ撮影では「すごく好き」(主観)な絵を作れる。なので、ついつい開放を連発してしまった。そういえばローキーな写真ばかり撮っているけれど、ハイキーで撮ったら「ゆるふわ写真」的な演出に使えるのかな…いつか試してみよう。
後はテキトウに撮った中で何枚か。