今月は体調をヒドく崩してしまい体が衰弱してしまった。なにせ駅などの階段を休まずに登れないほどだった。病院に行って検査もしてみたが結局いつも通り「異常なし」であり、再び原因不明のまま今回もコトは過ぎようとしている。数日前からようやく普通に歩けるようになり、少しずつ日常のリハビリ(?)が始まった。まあ別に特別なコトをしているわけではなく、体調を崩す前と同じ生活を心がけているだけ。
以前と同じように通勤時にカメラ (DMC-LX100) を持ち歩くことにしたのは良いが、忙しい時期ということもあって退勤するともう夜だ。なかなか撮るものも無い。しかし、今日は空が晴れて雲が無かった。なので空を撮ろうと考え、少し前から気になっていた位置から電線と月を撮ることにした。
夜。暗いので絞れない。月にフォーカスすれば電線がボケすぎて意味不明になる。なので電線にフォーカスし、浅い被写界深度を奥行き感の演出に利用することにした…功を奏していないけれども。まあ、これだけ暗い中で手持ち撮影するのだから、ハイファイな映像を期待すること自体にムリがある(と思う)ので、まあ良いとしよう。
電線か。景観を損ねる邪魔者だという意見も多いが、逆にこれぞイマの日本の風景だという意見も聞いたことがある。自分はどちらも正しいと思っているのだけれども、前者の声を圧倒的に多く聞く現実を考えると、電線や電柱という風景は消えて無くなる運命なのだろう。今は「別に無くなっても良いかな仕方ないし」と思う自分がいる。でも無くなった後の世界を想像すると、そこには電柱や電線を「懐かしい」と振り返る自分がいる。うん、寂しがるだろうな、きっと。絶対。だから、電柱や電線のある風景を撮っておきたい気分になっているのだと思う。