前回1月25日の投稿に続き、新宿御苑に行ったときの日記。引き続き25mm(換算50mm)単焦点レンズ一本縛り。
前半は、ある程度は思い通りに撮れていたが、後半はあまり思い通りに撮れなかった。御苑に入ってから少し歩いたところ苔むした感じの桜の木を見つけ、その幹と枝の隙間に小さな枝があることに気が付いた。この枝を、苔むした山に生える枯れ木に見立ててクローズアップして盆栽的な画にできないかと思いつき、試すことにした。小枝は細く、背景と明暗差・色相差も少ない。そのため何も考えずに撮れば埋もれてしまうだろうと思い、絞りを開け、ただし枝そのものにはピントが合うように撮影した。
…うぅむ、イマイチ…orz。自分の身長ではギリギリの高さにあったということもあって余裕が無く、構図を調整するだけで精一杯で、絞り値の調整までできなかったのは確実に反省点だなぁと思う(絞りの効果をリアルタイムに確認する「プレビュー」機能がE-M1にはある)。さらに、E-M1のオートレビュー(撮影確認)機能をオフにした状態で使っている上に、撮影結果を帰宅するまで見返さないようにしている。そのため今回、被写界深度が浅すぎたことに気付かなかった。まだまだということで。
その後、大きな銀杏の木が二つ連なっている場所に来た。これだけ高さのある木だと超広角レンズでないと写せないだろうなと思い、では間接的に写せないかと少し観察したところ、影であればうまく写せるかもしれないと考え付いた。
これも、イマイチだなぁ…。意図としては、影でもって間接的に木の高さを写すという発想。ただ影を映すと何が何だか分からないので木自体をフレームに入れる。また影の方を主役にするため絞りを開いて前景の木はボケさせる。さらに影すなわち木の大きさが感じられるよう人も入れる。ここまでは良かったが、影の伸びていく方向に芝生のエリアがあり、そこに落ちる影はコントラストが低くハッキリしない。どうにもイマイチな写真になってしまった。ただ、改めて見るともっと下向きに撮影した方が良かったのではないか等、構図での反省点もある。次回があればもっと考えて、試行錯誤して、臨みたい。