とかく写真を撮らないとマンネリ化して趣味として続けられなくなってしまいそうな気がして、あまり良くない動機だったけれども出かけることにした。行き先は何も決めずに最寄りの戸塚駅に到着、最初に来た湘南新宿ラインの上り線に乗ってから、新宿に行くことにした。なお今日は25mm(換算50mm)単焦点レンズのみで撮影。
電車に揺られている間に、新宿にはいくつかカメラメーカーのギャラリーがあることを思いだして富士フォトギャラリーの場所をマップで調べたところ、なんだそういえばすぐ側にある新宿御苑にはまだ行ったことが無かったなと気付く。ということで新宿御苑に行くことにした。
新宿駅を出て新宿御苑の方へと歩いて行くと、ふと道の脇にあった稲荷神社が気になった。何ともなしに敷地を中に目をやると、なぜかお狐様が檻に入れられているという奇妙な状況が目に入る。何だろう、あまり見かけないなと思い、撮っておいた。
ちなみに、これはいわゆる「撮って出し」で、撮影後の画像処理は一切していない。今、E-M1のピクチャーモード「カスタム」を高コントラストなモノクロ写真を出力するようにしてあり、それで撮影しただけ。よくLeicaのカメラを使う人たちがストリートフォトでこういうテイストの写真を撮っているので、その雰囲気を出してみようとした。まあ、ちょっとしたマイブームだ…さすがにイキナリLeicaに手を出す覚悟は無いので。
ついでにもう一枚。こちらは普通にピクチャーモード「ナチュラル」で。
やっぱり少しOLYMPUSの色付けは少々濃いなと思う。かといってピクチャーモードで彩度を-1にすると下がりすぎると感じる。もう少し微調整できれたら面白いかもなぁ、とも思うのだが、まあできないものはできないのであきらめよう。本気で調整する場合はRAWで調整すれば良いわけだし。
気が向いたので向かいのビルも撮影。こちらも先に書いた通り「カスタム」のピクチャーモードで。
やっとこさ新宿御苑に入る。うん、正直なところ季節が季節なので観光客的にはあまり面白くない。とはいえ観光に来たわけではなく写真を撮りに来たので、撮れるものを探しつつゆっくり散歩することにした。
入ってすぐ、遠景のタワーにちょうど夕日が重なっていることに気付いた。もちろんそれだけを撮影しても面白くないので、前景に木の枝を入れることに。
葉の落ちた木の枝それ自体には華が無いけれど、引き立て役として良い味を出すと思う。個人的趣味として、特に露出アンダーでシルエット化するのが好き。冬は基本的に「分かりやすく美しい」モノが減るけれど、こういう目立たない役者を丁寧に見ていけば、案外にも写真は撮れるものだなと思う。なお上の写真は、逆光条件で細かい枝が消えてしまったため、Lightroomで少し調整しつつ現像している。
上を見たので次は下を。…というわけではないが、これまた入り口付近で少し面白い形の枝振りをした低木を見つけた。少し前にFlickrの”Nature as Abstract Artist“というグループを見つけて刺激を受けていたこともあり、これをあえて抽象画風味に撮影してみることにした。
んー、まあまあかな?ちなみにこれも「カメラ撮って出し」。思い付きで作ったカスタムのピクチャーモードだけれども、思った以上に相性が良いらしい。もう一年以上E-M1を使い続けているので使い倒した気になっていたものだが、まだまだですな。まだまだ学ぶことがある。良いことだ。
さて、長くなってきたので続きはまた今度。