前回の投稿の続き。1月4日にお台場レインボーブリッジのライトアップを撮りに行った日の話。
夜景(の撮影)も堪能したのでレインボーブリッジに向かうことにした。レインボーブリッジは比較的遠くから見えており、また近づけば近づくほど人が増えていく。混雑した場所を抜けて、夜景を見るだけならベストな位置に行くと、寒いからか意外にも人があまりいなかった。そこで、撮影することにした。レインボーブリッジのライトアップは、レインボーブリッジ自体は当然キレイなのだけれど、同時にその光が海面に反射している様もキレイだった。なので反射の方を活かすよう、あえて縦構図で撮影した。
さすがレインボーブリッジ……キレイだ。ちなみに、ついレインボーブリッジに目が行ってしまいがちだけれど周囲のビル群もすごくキレイ。なので同じ場所から、あえてレインボーブリッジを入れないよう撮影したのが次。
金一色。風景を写真化すると写真に写っていない周囲は見えなくなる、当たり前の話だけれど。自分を含め、この場所に立った人はレインボーブリッジがすぐ右にあることを知っているので、撮影している最中もそれが頭にある。しかし切り出された写真を後になって見ると、良い意味で、それが伝わらない。あえて伝えないという表現もできる、ということなのだろう。少し勉強になった。
調子に乗って撮影していたところ、どうも後ろのベンチに座っていたアメリカ人らしき(アメリカ英語発音なので)女性の組がボソボソとつぶやいているのが気になり始めた。どこから流れているのか知らないが、このあたりには音楽が流れていたためゼンゼン聞き取れないのだが、”sucks” とか汚い言葉が確実に聞こえる。何となく、自分のせいで景色が見えずムカツク的なことを言っているのかと思い、またどうせ撮りたいものは撮り終わったし、ということで切り上げることにした。カメラを三脚から外してしまい始めると “yeah yeah…” とか聞こえた。何となくアタリのような気がする。観光地なのに後ろのベンチに座って景色楽しみたいと思っているなら、何だかなぁ…。
さて、そのまま帰ろうかと思ったけれど、帰り道には有名な(?)等身大ガンダムさんがあり、かつ今日はライトアップされると聞いていた。なので、寄っていくことにした。
実物を見る。うむ……ガンダムファンではないので、特に興奮もしない。なのでテキトーにツマラナイ写真を一枚だけ撮り、帰ろうとした。そのとき、落とし物と思われるモノが街路樹に引っかけられているのに気がついた。こういう場面を見るたびに、優しい人がいるものだとありがたい気持ちになる。その人への感謝というわけではないけれど、その優しさを撮っておくことにした。…ただし、それだけを撮っても自分的に面白くないのでガンダムさんを入れてみることに。
思いの外、面白い画になったかもしれない。E-M1のプレビュー機能を使いつつ、ボケの大きさが好みの具合になるまで調整し、撮影した。なおガンダム周辺は人が多いのでISO感度を上げて手持ち撮影だ。個人的にはE-M1のISO感度は1600まで上げても問題無いと思う(3200でもLightroomでノイズ除去頑張れば十分いけると思う)。まあディスプレイ表示やL版印刷ぐらいなら、ISO 1600とISO 200の画質差はほとんど分からない。ともあれ、思いの外ナイスな背景になってくれたガンダムさんに感謝の意を込めて、キリッと格好良く撮影させていただくことにした。あと足下にいた二人(?)も。
最後に、東京テレポート駅のすぐそばにある高層マンションがひときわ目立っていたので撮っておいた。
王冠のようなヘリポート。これはテレコムセンタービルの展望台から見えていたな。こんな場所にある、キレイな高層マンション。一種、違う世界の人たちが住んでいるんだろうなと思う。毎日お台場の夜景が見られるとは、うらやましいようなうらやましくないような。