暇だったので、今日は新宿の小田急百貨店で催されていた岩合光昭氏の写真展「ねこ歩き」を見に行った。その後は少しだけ新宿駅の周りを散歩して、何枚か写真を撮った…あまり面白いものは撮れなかったけれども。
「ねこ歩き」写真展の感想を少し。自分は写真の素人だけれども、ああも多彩な表情を撮り集めることは猫に対する愛が無ければできないだろうなと思う。ただカワイイだけの猫写真とは一線を画すレベルの写真ばかりで、さすが岩合さんだなと改めて思う。ただ、「ねこ歩き」ということでコンセプト的に「ねこ」に人間が期待・想像する表情やしぐさを大きく逸脱した写真は無かったように思う。個人的には万人が求める「ねこ」よりも、あるがままの猫を撮った彼の作品(彼の写真集「ネコライオン」のような)を見たかったので、少し残念だった。まあ、タイトル的に期待する方が悪いわけだが。
さて、その後に少しだけ新宿駅の周りを散歩してみた。とはいえすでに日が暮れ始めている上に寒い。なにせ昨日は雪が降っていたぐらいだし。なのであまり足を伸ばすこともなく、近場をぐるりと回ってお気に入りの珈琲屋に寄って帰ることにした。
その途中、東京モード学園の特徴的なビルを撮ってみることにした。もちろん単独で撮っても面白くないので、前景になる何かを探して歩いたところ、何も見つからなかった。なので何も無いよりは、と考えてその辺の木の葉を前景に一枚。
まあ、やはり面白くもないな。
その後、月が出ていることに気がついた。満月まで後4日あるけれど、まあ、およそ満月だ。日が沈んでいない状態でハッキリ見える明るさなので、撮らないのももったいないなと思い、面白い画になる場所を探し始めた。何カ所かで試行錯誤した結果、新宿エルタワーの脇に光沢のあるオブジェがあり、その一面がビルのガラス壁面と「ほぼ平行」な角度になっていることに気付いた。完全に平行ではない点が重要。期待した画になるような角度を探し、数枚トライした結果が次。
ビルのガラス壁面に映り込んだ月を、オブジェの光沢面に映り込んだ月(とビックカメラ)を前景に撮ることができた。しかしゴチャゴチャした写真だ。月の位置は時間経過で変化するので待てばより良い角度で撮れたかもしれないけれど、ビルもオブジェもビックカメラも動かすことはできない。おそらく、いくら待っても大きな改善はできなかったろうなと思う。ただ、実はカメラを水平に構えて撮ってしまった。あまりにも面白くないので後からLightroomで傾けてしまったのだが、そうであれば最初から傾けて撮っておけば良かったと反省している。関係してもう一つ反省しておくと、E-M1のファインダーに電子水準器を表示する設定をしたままになっていた。これも、水平に構えて撮ってしまった要因になっていたと思う。必要なときは便利で素晴らしい機能だが、不要な場合は非表示にするクセを付けた方が良さそうだ。
その後、少しだけ歩いたところで三つ叉の街路灯を見つけた。立っていた位置から見る限り、きっちり120度感覚でライトが三方向に並んでいる印象。あまり見ない気がする。まあ、それと月を上手く配置したら面白い画になるかなと思って撮ったのが次。
残念なことに、月は撮影時点以後は「右上に上っていく」だけだった。あと10分も早くこの位置に来ていればちょうど左右対称な画になっていたかもしれないと思うと、悔しい。なお次の満月は1月5日(月)らしい。そしてこの場所で同じ位置に満月が位置する時間帯は、思いっきり勤務中だ。満月の一日前の1月4日(日)なら来られるが…そうまでして撮る価値があるかな…。まあ、気が向いたら撮りに来てみるのも一興か。
なお、お気に入りの珈琲屋はお休みだった…悔しい…。