買って半年も使っていない iPhone 6 が水没して壊れてしまった。そのため修理依頼をしようと au ショップに行ったところ、iPhone の故障時は Apple に頼む必要があるとのこと。なので電話で Apple に説明を聞いたところ、正規代理店で修理を受け付けているのでそちらで、とのこと。最寄りの正規代理店を検索してもらったところ、横浜モアーズの「カメラのキタムラ」が該当。カメラ屋であってスマートフォンなんて無関係だと思っていたんだけれど、まあ Apple がそう言うのだから正しいのだろう。ということで赴くことに。
iPhone 6 、実は完璧に動作停止しているわけではなく、充電するとある程度は動作する。ある程度とはどの程度かというと、液晶画面がメチャクチャにチラつく問題と、何もしていないのにホームボタンが連打されたと誤解釈されてしまう問題が出ている。前者はともかく後者は致命的なのだが、何となく動いているため欲が出たというか、どうにか直せるのではないかと期待して色々試行錯誤して時間を無駄にしてしまった。そんなこんなで家を出るのが遅くなり、最寄りの戸塚駅に着いた頃にはすでに日没直後。ブルーアワーだ。この時間帯の空はいつもキレイだけれど、今日は空気が澄んでいて、いつもにも増してキレイだった。なので、乗る電車がプラットフォームに入ってきた状況ではあったものの、急いで最近買ったカメラ Panasonic DMC-LX100 を出して二枚だけ空を撮った。うち1枚が次の写真。もっと試行錯誤すれば構図も改善できたと思うけれど、急ぎだったので大目に見ておこう。
カメラのキタムラに着いてみたら「混雑のため本日の受付は終了しました」との張り紙が。確かに相当な人数が店の周りで待っている。まあ、ムリというならムリなので今日はあきらめることにした。この店の前を通り過ぎるたびに「カメラ屋なのにこうも客が多いのはなぜか」と思っていたものだが、なるほど Apple 製品の修理目的の人たちが大半だったというわけだ。実際、カメラや中古レンズのコーナーには人がおらず悠々と見られる状態だった。納得が降りたと同時に、写真趣味者として少しだけ残念な気分にもなった。
せっかくなので少し散歩してから帰ることにした。いつものコースになってしまっているが、みなとみらい方面に歩いていく。クリスマスシーズンということでイルミネーションだらけ。ベイクォーターもクリスマスツリーを出して、まさにクリスマスモードだった。まあキレイなんだけれど、どうも多くの人が集まって撮影する対象をそのまま撮影するのは興に乗らないというヒネクレタ性格もあり、クリスマスツリーはテキトーに撮って戻ることにした。特に今日は面白いモノも撮れないなぁと思いながら橋を歩いていたところ、欄干(というか手すりというか)にステッカーが貼られているのに気付いた。あまり横浜っぽくない上に、ステッカーに書かれた文章が何だかよく分からない。This machine is your ticket to greatness
。まあ、ただクリスマスツリーを撮るよりコレの方が面白い。寒くて店も何も無い橋なので人の往来も無く気楽に撮り遊べる。ということでクリスマスに浮かれたベイクォーターをボケ飛ばす形で撮ってみた。
ちなみにこの写真は手持ち撮影なのだが、これを撮った後に三脚を出して手ぶれしないよう対策した。しかしその際に構図バランスを気にしすぎて肝心のステッカーが小さくなり、背景のベイクォーターに負けてしまう残念な写真ばかりになってしまった。今回は一枚目というわけではなかったけれども、どうも最初に撮った一枚がベストになることが多い。最初に頭で描いた画を忘れて行ってしまうのか、それに飽きてしまうのか。理由は自分でもよく分からない。
Panasonic DMC-LX100。このカメラ、とにかく撮っていて楽しい。アナログ感に満ちた操作系が、より良い写真を撮りたいと思わせてくれる。おかげで普通のコンデジでは「とりあえず写ってれば何でもいいや」と思ってしまいそうな場面では、工夫するか、あるいは撮らなくなった。良いことだと思う。43rumors で情報が出て以来、長いこと待ったかいがあったと思う。