ずいぶん昔、自分が学生だった頃からHTMLでプレゼンテーションを作るという試みは始まっていた。2007年か、そのぐらいだったかな、W3Cのslidyというプロジェクトが始まったのを知った。比較的頻繁にプレゼンを行っていた上に時間的余裕や興味もあったので試したのを覚えている。何せ視覚障害者支援技術というテーマで研究を行っていた自分にとってはオープン規格なテキストデータでプレゼンスライドを作れるとなれば飛びつかないわけが無い(発表後にスライドデータを視覚障害者に渡すのが難しかった…確かスクリーンリーダーが対応していなかったんだったかな…)。そして飛びついたのは覚えているものの、当時のslidyはまだまだ未完成で、研究室内で自分が使う分には良いとしても、学会発表などの機会には怖くて使える代物ではなかった。
ふとした興味から、今日reveal.jsの存在を知った。自分にとっては6年近く前のslidyからジャンプしてきたので、隔世の感がある。いざ資料を作るとなればもちろん専用アプリであるPowerPointの方が便利な面も多いと想像するものの(特に図表を入れる場合)、それを差し引いてもできあがるスライドの美しさは十分すぎるほどに魅力的だ。
時代は進むモノだと思う。