今日はラグナン動物園(Kebun Binatang Ragunan)と、TMII (Taman Mini Indonesia Indah)というテーマパーク(?)に行ってきました。動物園は、非常に広いことを除けば普通に動物園です。こう書くと何ですが、実際には動物の種類も非常に多いですし、動物に興味のある人を連れてくるなら良い場所だと思います。TMIIはインドネシア各地(ざっくり言うと各島+有名都市)の文化を展示説明するパビリオンや博物館があります。特に敷地の中心にはインドネシアの国土(=島々)を縮小再現した大きな人工池があり、敷地を横断するスカイリフトから見下ろせば面白そうだと思います(今回は見られなかった…)。
見込みスケジュールとしては、午前中にラグナン動物園を駆け足で回り、午後にTMIIを見て回ろうと考えていました。はい、無理です。日本と広さが違うので話にもなりませんでした。ラグナン動物園ではコモドドラゴンだけは見て帰ろうと思って探し回ったのですが、そもそも広大な上に私が入場した北口にはマップが無い(と思う)。たまに交差点的な場所にある標識が有名動物の方向を指してくれますので、それを頼りに練り歩き回ったのですが、見つかりませんでした。なお結局ウロウロ回って南口まで行き着いてしまったのですが、南口の入ってすぐの位置には大きな目立つマップが。こっちから入れば良かった……まあこういうこともありますよね。
一応午前中と決めていたので、午後1時少し前にコモドドラゴンを探すのをあきらめ、スタンバイさせていたタクシーの待つ北口へ戻って一路TMIIへ。TMII到着後まずインフォメーションセンタに入って園内マップをもらい、ついでにレストランの大まかな位置を聞いて近い場所で昼食。食べ終わってから回る順番を考えて、歩き始めたのは14:30頃。日頃やらないことを急にやるものだから、なかなか破綻しています。ともあれ回らなければ来た価値も無くなってしまうので、最初の目的地であるジャカルタ特区のパビリオンに入ったところ、スコールが始まってしまいました。すさまじい雷雨ですから出るに出られず、一時間弱イスに座って休んでも一向に止みません。暇で仕方なかったので、職員(?)の方と、英語とインドネシア語と日本語を混ぜつつおしゃべりして時間をつぶしました。結局閉館時間を大きく過ぎて午後5時になっても雨は止まず、弱まった雨の中タクシーを捕まえに走りました。ちなみに職員さんにタクシーを捕まえやすい場所を聞いたところ「目の前の道で少し待てば拾えるよ」と言われてしまったのですが、まだ雨は完全に止んでないんですよね。日本的感覚で言えば雨です。インドネシアにおける雨はその程度のものらしいですね。よく見ればみんな小雨の中傘も差さず平気で歩いてました。そんなものか。
ジャカルタ特区のパビリオンではジャカルタを中心に見たジャワ原人から現代までのインドネシア史をジオラマ等で展示していて、当然日本による占領時代についても触れられていました。まあ別の博物館よりはあっさり表現ではありますが、日本は当然悪者です。職員さんとの会話中、こちらが日本人と分かった後に日本人としての歴史認識について問い詰められたりもしましたが、最低限の歴史は知っていましたし、質問に対して逃げもしなかったからか、最終的には和やかに笑顔で分かれることができました。もしかすると、知っているインドネシア料理を挙げられるだけ挙げよ、といった質問や、インドネシア語をどの程度知っているか、といったことを立て続けにその後聞いてきたのも関係していたのかもしれません。どの程度インドネシアに敬意を払って入国してきたのか、と。深読みしすぎかもしれませんが。まあ何にせよ、最終的にはお互いに分かり合えて笑顔になれました。良い経験だったと思います。