定期的に読ませていただいている石原様のブログを読んで考えたこと。
物忘れのくだりを読んだときに、「調べれば分かる」、「メモして後で読めば良い」と記憶の外在化を極端に推し進め始めた大学時代からの自分も同じような気がしてハッとした。得た知識を抽象化してから記憶し、具体的な元の知識自体は破棄するか外在化していたわけだけれども、今になって考えると徹底し過ぎており、具体的な(個別的な)知識が自分の中に残らなかったと思う。今では、具体的な知識の無さを後悔している。調べれば分かる程度の知識は、自分自身にとって無価値でも他人(共通知識・認識の無い人)との会話などの場面で大きな価値がある。自分は今まで人付き合いが苦手と考えていたが、実際にはこうした点で根本的な誤りを犯していた結果、苦手になっていたのかもしれない。