昨日、オルセー美術館展2010に行ってきました。ぜひ行きたい、と意気込む母親の意向(?)で両親と一緒に。
オルセー美術館展2010ではゴッホの自画像など、誰でも知っている名画と呼ばれる作品が多く展示されています。その上に昨日はお盆ということで、猛烈な混雑に見舞われました。入場まで90分待ちと言われたのでお昼を先に食べようとレストランに並んだらこちらは60分待ちと言われ…小さい頃にディズニーランドで行列待ちしたとき以来の「待ち」を経験してしまいました 😐
今回の美術館展でハッキリと分かったことは「私は現実の瞬間を切り取って保存したような絵画には興味が無いらしい」ということです。本当に豚に真珠というか、実在の人物を描いた名画などには、実物を前にしても惹かれる感覚がほとんど無く、そこにいたこと自体がもったいないと感じてしまったぐらいです。これまでの経験を改めて振り返ると、私が惹かれた絵画はおおよそ抽象画で、写実的な描き方をされた絵画で惹かれたものは宗教画だったりします。どうにも絵自体に魅力を感じていないらしく、その絵を通して作者が表現しようとする思考や空想など「頭の中の何か」に惹かれているようです。あるいは、単純・純粋に視覚刺激としての映像か。
しかし、できればもっと明るくて人の少ない状況で体験できれば良かったと思います。人混みの後ろからでは全然よく見えないので、頑張って絵の前まで出てきても、私の視力では暗くて細かい部分までは見えないことが多かったです(長い行列待ちで疲れていたのもあります)。細かいところが見えていれば、先ほど記した感想も180度変わっていたかもしれないので、残念ではあります。後から振り返っても変えられることでもなく、仕方ないことではありますが。