Google Chromeというブラウザが備える自動アップデート機能には以前から関心していました。本日、とあるブログで公開されたグラフにその実力が如実に表れています。
Alastair Campbell – Are browser-updates a thing of the past?
筆者のAlastairさんはChromeを取り上げていますが、Firefoxの3.5から3.6へ移行する速度も凄まじいと思います。ほぼ3ヶ月で一通り移行していますね…いやはや。
自動アップデート。この技術は個人的に昨今のRIAブームの裏方として重要な役割を果たすと思います。ユーザビリティを前面に出して語られることの多いこのブーム、もし「ネットワーク帯域幅が広がったからクライアント側を強化しただけ」であれば単純な「集中管理型からC/S分散型への揺り戻し」であり、まったく改善できていないと思います。しかし、そこに自動アップデートという技術を組み合わせるとクライアント側システムの更新が半自動(あるいは全自動)で実現できます。こうなれば、従来のC/Sシステムを大きく超えたモノになると思います。
自動アップデートはもちろんWeb関連アプリだけの技術ではありません。ローカルシステムでスタンドアローンに動作するアプリでも価値の高い技術ですね。個人的には要注意の技術です。