碧落にて気まぐれに一言

2011/01/04

やはり現在のAndroidはGPUを活用できていないらしい

Filed under: 未分類 — タグ: , , — Suguru Yamamoto @ 21:18

最初にAndroidを触ったときの印象から「もしや」と思っていたことですが、やはり現在のAndroidはOSのUI表示にGPUアクセラレーションを使っていないようですね。
Issue 6914: Make android use the GPU (if available) for UI and browsing.

以下は現在のスマートフォン用プラットフォームをグラフィック性能の観点で考えた駄文です。

Androidの第一印象は「遅い」でした。なにせ、激しくスクロールさせれば当然のように毎回描画が追いつきません。まるで同時期に過去の産物として勢いを失ったWindows Mobile機達のようでした。iPhoneの対抗馬として盛り上がっていた時風、私自身も期待していたこともあり、店頭で触ったときのガッカリ感は結構大きかったです。

iPhoneを最初に私が触ったときに一番衝撃を受けたのは、グラフィック描画性能の高さでした。指で操作するインタフェースが凄いというより「指で操作している気分にさせてくれるインタフェース」、それも違和感がまったく無い点で心底感銘を受けたわけです。これを実現するには、適当な数字で恐縮ですが、0.2秒で画面上端から画面下端までスクロールできるような描画性能が必要です。当時販売されていたWindows Mobile機でこれを実現しようとすると、描画性能が話にならないほど低かったため「これは勝てない」と思ったものです(一応私はWindows Mobileアプリも作っています :) )。

さて、そんな経緯もあって私はAndroidの描画が「遅い」と感じ、主にCPUで行われているのではないかと予想していたのですが、本日調べてた限り当たっていたようです。うむ、疑問が解消してスッキリしました。すると、あくまでグラフィックによるUXという観点に限れば、現在の市場でiOS勢に対抗できるスマートフォン用プラットフォームはWindows Phone 7だけだと思います。WP7のUIはSilverlight (WPF)ベースですから、最初からGPUアクセラレーションが行われているハズです(YouTubeなどで実機の操作映像を覧る限りでは、2Dの単一サーフェスにCPUで描画するのでは実現しがたい速度で画面が動いていますしね)。まあ、とはいえWP7は後発ですし、日本で発売するかどうかも不明です。技術的な話はさておくと、雲行きの怪しさではWP7が一番です :)

以上を考えるに、現在は…やはりiPhoneかなぁ…。ま、またしばらく悩みます :)

–追伸
なお、まるで私が性能オタクであるかのように聞こえるかもしれませんが、そう感じた方はゼヒ電気店の店頭に並んでいるiPadでウェブ画面をグリグリとスクロールしてみてください。あの画面サイズであのスピードでスクロールする、という感覚を脳ミソに残し、そのままGalaxy TabなどAndroidの最新機種で同じことをやってみてください。少しだけ、私の主張が分かっていただけるのではないかなと思います。

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